
06 9月 JAPDT 2018
海外講師を招いているカンファレンスなのでJAPDTは毎年楽しみにしています。
今年はカナダからDr.Jennifer Messer.子犬のカリキュラムで有名な先生です。
この子犬いいな飼いたいと思ったとき、子犬の性格、素質を見ることが出来るカナダ・北米の動物病院などで10年前から広く取り入れられているカリキュラムを紹介してくださいました。
子犬が怖がりじゃないか、食べ物を守って攻撃的になりそうじゃないかなどを複数項目にわたってチェック出来ます。私がアメリカにいた頃にも子犬の見極め方がありましたが、その進化版のような感じでした。
小さなお子さんのいる家では、ちょっとラフに触られたり大きな音しても過剰に反応しない落ち着いた犬が安全面からも向いています。また、一方一緒にフリスビーやアジリティを楽しみたい方には物を介した遊びに興味が高い子犬の方が向いています。そういった傾向を見ることが出来るのです。
また、同じボーダーコリーであってもその個性には差がありますよね。あるいはミックス犬の場合は何が得意かを見ることが出来るので興味深いテスト方法でした。
もちろんそこからどのような環境でどう育ててあげるかで変わりますが、子犬の生まれ持った素質を知れるのは大きなメリットだなぁと感じました。
ペットショップ、ブリーダーなどでは、子犬個々の素質をすでに実証された方法で確認することで、家族構成や生活によりフィットする犬をおすすめしやすくなります。このテスト結果を共有するだけでいいので、店員さんの持つ知識にばらつきがあっても具体的でかつ一貫した説明をお客様に出来ます。
また、動物病院ではすでに家族に迎えた子犬が来ますが、今後もリラックスして病院に来てもらい診察台の上でも落ち着いててもらうには、子犬の特性をご家族に知ってもらい必要なトレーニングをしてもらう事です。早ければ早いほど楽にしつけが出来ます。